長野県では、地域住民だけでなく、観光等で訪れる方たちにも道路を気持ちよく利用していただくために、「アダプトシステム」を導入し、花壇の手入れなど道路環境の向上に取り組んでいます。
「アダプト」とは「養子縁組をする」という意味であり、『養子のように愛情をもって面倒を見（清掃・美化）』という想いから命名されました。
「里親」と呼ばれる地域住民団体や企業、学校等が道路を慈しみ、「地域の道路をキレイにしたい！」という熱い気持ちで活動を行っていただくことにより、道路環境の向上のみならず、地域コミュニティの活性化にも取り組んでいます。
道路愛護活動から一歩進んだ取組として、平成15年度から活動を開始し、令和５年５月末現在では、県内365団体が活動しています。

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「里親」である地域住民等と「協力者」である市町村、そして「道路管理者」である長野県の三者で連携して活動を行っています。
三者間で協定書を締結して、活動内容や区間など、それぞれの役割を明確にし、住民と行政の協働による維持管理活動の推進に大きな役割を果たしています。

【三者の役割】
里　親（地域住民等）：美化清掃活動等による良好な道路環境の維持
協力者（市町村）　　：里親が収集したゴミ処理への協力
道路管理者（県）　　：清掃用具の貸与・支給や活動のPRなど

里親はボランティアで美化活動等を行っています。
そのため、清掃に必要な用具類、花の苗や種、肥料といった資材は、県から支給（又は貸与）していますが、今後、さらに団体数を増加させるとともに、充実した活動を一層推進させるため、是非、皆様からのご支援をお願いいたします。

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