長野県の日本酒の品質を全国No.1に!~酒造りの伝統を守り、長野県の多様な日本酒を未来に残すためにご支援ください~

「伝統的酒造り」と長野県
2024年、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。これは、杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)たちが長年にわたり培ってきた、手作業を中心とする酒造りの技術が、地域の自然や文化と深く結びついた価値あるものとして認められた結果です。
長野県は、全国で2番目に多い酒蔵数を誇る酒どころとして知られています。県内には80の酒蔵が点在し、その多くは中小規模ながら、機械化に頼りすぎることなく、昔ながらの手仕事を大切にした酒造りを続けています。地元の米や水、気候といった恵まれた自然条件を活かしつつ、蔵ごとの技術や工夫によって生み出される日本酒は実に多彩で、地域ごとに異なる味わいや香りを楽しめるのが大きな魅力です。今回のユネスコ無形文化遺産への登録は、こうした地域に根ざした酒造りの価値が世界に認められた証であり、長野県のような酒どころにとって、伝統を次代へ受け継ぎ、地域を活性化していくための大きな追い風となっています。
長野県の日本酒の特徴

長野県の酒造りを語るうえで、欠かせないのが「純米酒」という存在です。長野県では、県産の酒造好適米(※)を使った純米酒の醸造が盛んです。純米酒とは、アルコールを添加せず、水・米・麹のみから造られるお酒で、原料となる米の特徴をダイレクトに伝えることができるのが特徴です。一方で、繊細な味わいを出すことが難しく、狙った酒質を目指すには高度な技術が必要です。
【※ 酒造好適米】
日本酒造りに適した特性を持つ米で、長野県では「美山錦」、「ひとごこち」、「山恵錦」、「金紋錦」、「しらかば錦」、「たかね錦」といった品種が開発されています。
酒蔵が直面している課題
世界に価値が認められたその裏で、長野県の酒造りの現場は、静かに厳しい現実に直面しています。
原料米の価格高騰と米不足
昨今の米価格の高騰は、日本酒の原料である酒造好適米にも大きな影響を及ぼしています。2024年以降、猛暑や害虫被害による収穫量の減少に加え、主食用米の急激な価格上昇により、一部の農家では酒米から主食用米への生産転換の動きも見られます。こうした状況の中、酒蔵は原料の安定確保や価格高騰への対応に苦慮しており、醸造計画の見直しや経営面での負担を余儀なくされるケースも出てきています。
温暖化による酒米品質の低下
酒米の不足や価格の高騰だけでなく、近年の温暖化の影響は酒米の品質にも及んでいます。稲穂が実る時期の気温が高いと、米が硬く割れやすくなり、高品質な日本酒を造ることが難しくなっています。また、原料の利用効率も悪化するため、価格高騰と合わせて酒蔵の経営に重くのしかかっています。
飲酒人口の減少
酒造従事者の不足と伝統の継承
従来、酒造りに従事していたのは、冬の酒造りの期間だけ蔵に来て住み込みで働く季節労働者たちでした。彼らは、各地の「杜氏集団」に所属する杜氏や蔵人たちで、それぞれの杜氏集団の中で技術を伝えてきました。一方、現在の長野県の酒蔵の多くでは、酒の造り手が季節労働者から通年雇用の社員や経営者(の子弟)へシフトしています。酒造りの現場は厳しい作業も多く、優秀な人材の確保や技術の伝承に大きな課題があります。
長野県の取組
長野県の酒蔵の多くは中小規模であるため、前述したような困難を個々の蔵だけで乗り越えることは決して簡単ではありません。もし現在の状況がこのまま続けば、長野で長年育まれてきた酒造りの技や、蔵ごとに個性あふれる味わいといった伝統と多様性が、静かに失われてしまう恐れがあります。
そうした未来を避けるためには、日本酒そのものの品質をさらに磨き上げるとともに、「長野の酒」としてのブランド力を高めていくことが不可欠です。今、手を打たなければ――私たちが当たり前のように楽しんできた「おいしい長野のお酒」が、ある日飲めなくなってしまうかもしれません。そんな事態を防ぐため、ここからは長野県が進めている主な取組をご紹介します。
「純米酒といえば長野県!」を目指して
長野県では、「純米酒といえば長野県!」を目指し、醸造技術の向上と品質強化に取り組んでいます。その一環として、全国新酒鑑評会(※)での金賞受賞数全国1位の獲得を目標に掲げ、県産酒の品質の高さを広く発信しています。中でも、県産の酒造好適米を使用した純米酒の醸造技術向上に力を入れており、官民が連携しながら酒蔵の技術力を高めています。
【※ 全国新酒鑑評会】
独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会により全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会。元々は国が主催し、明治44年(1911年)の第1回開催以来、令和8年で114回目の開催を迎える。1製造場につき1点のみ出品することができ、本鑑評会での金賞受賞は酒蔵の高い技術力の証明であることから、消費動向への影響が大きいとされている。
取組の成果として、長野県は全国新酒鑑評会において毎年安定して上位に入賞できるようになってきました。全国1位の獲得にはあと一歩のところまで迫っており、県内では連続して金賞を受賞する酒蔵も現れるなど、技術力と品質の向上が着実に評価されています。
・令和6酒造年度 12品(全国4位)、うち純米酒7品(全国1位)
・令和5酒造年度 12品(全国4位)、うち純米酒7品(全国1位)
・令和4酒造年度 16品(全国3位)、うち純米酒10品(全国1位)
伝統的な酒造りを次の世代へ
酒造りの中心を担う杜氏は、長年の経験と感覚に基づいて酒の品質を左右する重要な存在です。県では、こうした熟練の技術を体系的に継承するため、研修会や技術交流の場を設け、杜氏の更なる技術向上を支援しています。
また、次世代の酒造りを担う若手蔵人の力となるべく、酒造技能士養成講座等の研修を通じて、酒造りの伝統を守りつつ、未来を切り拓く人材育成を進めています。若手の感性と新しい発想を取り入れながら、地域の酒造文化を守り育てていくことが、長野県の酒造業の持続的な発展につながると考えています。
これらの取組は、単なる技術継承に留まらず、地域の誇りである酒造りを次の世代へと受け継ぐ大切な文化継承でもあります。

若手杜氏への講義風景 
洗米 
米蒸し
いただいた寄付はこう使います!
本事業では、皆様からのご寄付を【県内酒蔵の醸造技術向上】のため、
●若手杜氏育成のための研修会
●県外の杜氏を招いた純米酒醸造技術向上のための研修会
●県内酒蔵が醸造する日本酒の原料分析 等
に活用させていただきます!
信州の地で醸される日本酒をご賞味ください!

5,000円以上のご寄付をいただいた方には、長野県工業技術総合センターで開催する「長野県の日本酒の魅力を発信するセミナー」にご招待いたします。セミナーでは信州の地で醸された日本酒を試飲していただきますので、感想やご意見をお聞かせください。お酒は信州の山々からの伏流水で仕込まれ、冷涼な気候の中で低温発酵された信州ならではのお酒です。皆様からのご意見は蔵人たちにフィードバックし、今後の日本酒造りの参考とさせていただきます。長野県の日本酒の醸造技術向上への応援をお願いします。
5,000円以上寄付いただいた方には、セミナーの開催のご案内を送付します。
寄付のお願い(事業担当者より)
酒蔵の皆さんと一緒に仕事をさせていただく中で、令和の米騒動をはじめとした様々な課題に立ち向かいながらも、より美味しい日本酒を届けるために日々研究を続けている県内の酒蔵の皆さんの姿を目にしてきました。その姿に励まされながら、長野県の酒造りを次の世代へ繋いでいくため、私自身も何かできることはないか、と考える毎日を過ごしています。これからも長野県の美味しい日本酒が楽しめるよう、飲んで応援はもちろん、皆さまのご支援をよろしくお願いします。
(産業労働部産業技術課地酒・食品振興係)
寄付の方法
インターネット
このページにある「ふるさと納税で支援する」ボタンをクリックしてください。
その際、必ず「寄付数」と「金額」の入力・選択をお願いします。
クリックすると決済サイトに移動します。
フォームに必要事項を入力して手続きを行ってください。
書面(郵送・FAX)
「寄付申出書」をダウンロードしていただき、電子メール、郵送、またはファックスのいずれかの方法によりご提出ください。
| 電子メールの場合 | |
|---|---|
| 郵送の場合 | 〒380-8570 |
| FAXの場合 | FAX番号:026-235-7497 |
事業概要
| 事業名 | 信州の日本酒全国No.1プロジェクト |
|---|---|
| 寄付募集期間 | 2026年5月12日(火)〜2027年3月31日(水) |
| 目標金額 | 200万円 |
| 担当 | 長野県 産業労働部 産業技術課 |

このプロジェクトは、長野県直営ふるさと納税共創サイト「ガチなが」でふるさと納税による支援を受け付けています。
https://www.gachi-naga.jp/projects/4614/



コメント
このプロジェクトでは、皆さんからのご意見・ご感想を受け付けています。
よりよい事業とするためのガチなコメント、お待ちしています!