物価高騰等の影響により、困っている家庭の経済的状況はさらに苦しくなり、子どもをはじめ、支援を必要としている方々の拠り所として、信州こどもカフェの必要性が高まっています。

一方で、信州こどもカフェの多くがボランティアにより運営されていますが、記録的な物価高騰の影響を受け食材費等の負担が大きくなっており、継続的な活動のために支援が必要となっています。

そのため、居場所や支援を必要としている方々が安心して利用でき、また、運営者が安心して取組を継続していけるよう、信州こどもカフェの運営費助成を充実させていく必要があります。

県内には、2023年11月時点で210か所を超える信州こどもカフェがありますが、都市部に集中しているなど、地域差が生じています。

県では、だれもが居場所にアクセスしやすくなるよう、運営費の内容を充実させ運営支援を行うことで、小学校区に１つの設置を目指し取組を推進していきます。

「こども食堂」という言葉を聞いたことがあるという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
長野県では、食事提供だけでなく、学習や悩み相談、多世代間の交流など、複数の取組を月１回以上行っている居場所を「信州こどもカフェ」という愛称で呼び、2016年から設置の推進を行っています。
信州こどもカフェは、「こども」だけではなく、保護者や高齢者の方まで、地域の誰もが集まることができるあたたかい場所です。「誰かと一緒にご飯を食べたい」「子育ての悩みを聞いてほしい」「子どもと一緒に遊びたい」…そんなときに、気軽に立ち寄ることができる場所が身近にあったらうれしいですよね。
地域みんなの居場所となる「信州こどもカフェ」の取組がますます広がっていくよう、みなさまの温かいご支援をよろしくお願いします。